ミスの多さは英語教育のせいにすべきか



      Natural Foods

  Nature Foods is Delicious

            Dry Fruit

             Raisin


最初の Natural Foodsだけ
 はOKです。

"Nature Foods" はミスで、正しく
 "Natural Foodsと言います。

"is Delicious" もだめで、
"are Delicious"にすべきです。

”Dry Fruit" もNGです。
"Dried Fruit"は正解です。

ジューシーじゃなくなった
くだものは"dry fruit"です。

"Raisin"は数えられない名詞でござる。
"Raisins"は正しい。

ちょっとミスは多すぎと思いませんか。
一番気になるのは2行目の二つの
ミスです。

こんなときは、

「英語をお使いになる際、
正しくお使いになったら
いががでしょうか」
と申し上げるときがあります。

ほんとうは、もっとくだけた
日本語で言います(笑)。

英語教育に携わる先生方は
基礎文法、例えば
複数・単数やisとareの使い方を
深く身に着させるために
もっと工夫する必要がある

のではないかと思います。

画像の”Dry fruit"と"レーズン”
はあくまでもに「ドライフルーツ」と「レーズン」の
ローマ字バージョンにすぎないと反論する
人はいるでしょう。

そんな主張には一理がありますが
日本人の英語のレベルアップに
つながらないと思います(泣)。

ちなみに、"dry" と "dried"の
区別をもっと理解してもらうため、
いくつかの例をあげましょう。

            (dried =干した、脱水した)
dried [powdered] milk
dried fruit
dried flowers

     ("dry"には干した、脱水したという意味がありません。)
dry wine (辛口のワイン)
dry ice
dry cleaning (水を使っていない)
  


もう一つの可能性はインタネット
Googleなどで検索してみたら、
"nature foods is delicious"
があったということです。

"nature foods is delicious"
のGoogle検索結果は次の一つだけでした。

 --The lavender lemonade at
    Nature Foods is delicious.




"Lavender lemonade"
はどういう飲み物

でしょうか。ちょっと気になるますが
この文はちゃんとした正しい英語ですよ。

"Nature Foods"は店の名前

(=固有名詞)ですのでOK。主語は
lemonadeですから"is"は正しいです。

I like Nature Foodsは
私はネイチャーフーズという店が好きです。

しかし、「自然食が好き」は
"I like natural foods"になります。

ネット検索や翻訳ソフトの使い方によって
英語の質が下がる可能性もあります。

   添削後は下記の通りです。

       Natural Foods

  Natural Foods are Delicious

       Dried Fruit

       Raisins






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at 11:02, carty, 日用品編

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南スペインが独立したと思わせる英語


South Spain

と書いてあるのが南スペインの
お着替えだと思います。

なお、南カリフォルニアは
South Californiaではなく、

Southern California です。

サザンオールスターズの
"southern"です。

アメリカに South Dakota, North Dakota
South Carolina, North Carolinaという
州があります。ある州の「南部」とい意味では
ありません。 South Dakota と North Dakota
はぜんぜん別のしゅうです。

フランスの南部は”Southern France"
"the South of France"も言いますが
South Franceと言いません。

だから画像のSouth of Spainは
おかしゅうございます。

Southern Spain
or
the South of Spain

は適切な言い方です。
"Southern Spain"は普通な呼び方です。
一方、"the South of Spain"は文学的です。

都市の場合は違います。South Chicago,
East Los Angeles と言います。

国、州、県などの南部は"southern"
"northern" "eastern" "western"
or 文学的に ”the south of 州・国”

因みに、”south"は南 (=下のほうへ)
という意味もあります。

"Stock prices are going south"
は「株の値段が下がっている」





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at 10:07, carty, 日用品編

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語順の重要性を教えるとんでもないヤバイ英語


ごみ箱は最近みんな英語が書いてありますよね。

画像のごみ箱の英語は特におかしい

まず、"liter"はスペルミス。辞書で調べなさいと
いいたくなります。

次の表現は白い英語:

a comfortable life to support

おそらくそれは 快適な暮らしをサポートする

しかし 快適なくらしをさぽーとする 

to support a comfortable life で適切な英語です。




a comfortable life to support は変な言い方です。
「サポートしないといけない快適なくらし」と、英語も和訳も
このごみ箱のメーカーが伝えたいメッセージから
程遠いと思いませんか。

  似た言い方として、
   "He has a family to support"
    彼には養わないといけない家族がいます。


最後の  "simply receptacle add versatility"
   の "simply" と "add" を直すとこうなるます。

   simple receptacle adds versatility
   



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at 13:11, carty, 日用品編

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食欲をそそらないネーミングのソース


デニーズのレストランソース

This Restaurant Sauce is a high grade sauce for all foods.
No Preservation.


"high grade" は産業的な言い方であまり「美味しい」イメージがありません。
医療用語としてはちょっと恐ろしい! 



  high grade oil  高品位油
  high grade concrete 高品位コンクリート
  high grade brain tumor 高悪性度の脳腫瘍
   

保存剤がはいっていないときは "No Preservatives"

Improved verson:
This Restaurant Sauce is a high quality sauce for all foods.
No preservatives.


"sauce"を1回だけ使ったほうがいいですからさらに
改善できます。"excellent"を使えば、"high quality"は
要らないと思います。


This Restaurant Sauce is excellent with all foods.
No Preservatives.




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at 13:13, carty, 日用品編

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「トング」の英語はなぜ複数?


 

トング
Tongu


知多半島のえびせんべい工場
で上の看板をみました。

スタッフに尋ねてみれば、多分
「別に英語で書いたつもりもないですよ」
と言われそうとも思いました。

カタカナのトングをローマ字にすれば
いろいろな外国人はわかるだろうと
工場スタッフは判断したでしょう。

そういう心遣いはありがたいですが
今日のネタに使わせていただくことに
しました。

英語は日本語と違って、いちいち単数・複数
を区別する言語です。一部の言葉は 「ひとつ」
「一丁」なのに "s"を付けます。メガネの場合、
レンズがふたつあるからでござる。はさみは
刃がふたつ、トングも腕のようなパーツが二つあります。

それがゆえに、一丁のトングは "a tong" ではなく
"a pair of tongs".  数えないとき、
(つまり 一丁、二丁 などはっきり数を
言わないとき)
単に "tongs"でよろしゅうございます。

だから画像の"tongu" は

     Tongs なら英語として
       OKです。

用例をあげましょう。

 トングを取ってください

  X Please pass the tong.

    O Please pass the tongs.

  「トングを三丁買いました」 は

  X I bought  three tongs.

    O I bought three pairs of tongs.

  O I bought some tongs

    (数を言わないとき、
    "some tongs"でいいですが日本語のように
    何丁かはちょっとあいまいです。その丁数は
    文脈次第ですが、たいていは一丁のトング
    を意味します。

   メガネもはさみもトングと同じパターン
  です。 "Yesterday I bought a pair of glasses" は
  一番はっきりする言い方ですが "Yesterday I bought some
   glasses"ともいいます。 "I need to buy a pair of scissors"
   も"I need to buy some scissors"もOKです。
 
  

  a [one] pair of pliers  一丁のやっとこ

    two pairs of scissors 二丁のはさみ

    three pairs of shears 三丁の剪定ばさみ

    four pairs of tweezers 四丁のピンセット

    five pairs of glasses 五本のメガネ

    ("five glasses"は「五個のコップ」という意味
      になりますから、英語のメガネとコップを
      混同しないように注意が必要です。



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at 22:55, carty, 日用品編

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天国はハワイにあった?




      HAWAII
     I  +  ハートマーク + ALOHA
               HEAVEN STATE


そもそも "Aloha" は "Love"という意味なんです。

  I + はーとマーク + Hawaii ならわかりますけど...

"HEAVEN STATE"は変な英語です。なぜなら
"ly"が抜けていますから。

  HEAVENLY STATE は正解です。

  それが "lovely" や "leisurely" と
  同じパターンです。

"Let's take a leisurely stroll in the lovely garden"
  ("leisurely stroll"はのんびりとした散歩”)

形容詞につけると、副詞になるという "ly"
(例えば、"quickly" や "safely")とは全然
違います。

形容詞形がない場合は名詞のままでいい
場合があります。それは名詞の形容詞扱いともいいます。
たとえば、"the Aloha State" や
"the Lone Star State" (=Texas).

"Aloha" と "lone star"と違って、
"Heaven"という名詞は形容詞扱い
に使われないのです。英語ってややこしい
ですよね!

形容詞形と形容詞扱い両方ある場合、
使い分けがあります。たとえば

"beautiful woman" 美しい女性 (形容詞形の"beautiful")
"beauty treatment" 美しさを増すトリートメント ("beauty"の形容詞扱い)

"beauty woman" to "beautiful treatment"とは言いません。

"Texas and Hawaii are in America"
と言えますが、

"Texas and Hawaii are America states"は
間違いです。

"Texas and Hawaii are American states"と
形容詞の"American"を使わないといけないものです。

「ちなみに」その1"heavenly"の反対語は"hellish"
例えば a hellish battle.


「ちなみに」その2 ハワイ州 は "Hawaii State" ではなく、
"The State of Hawaii" です。 ホノルル市は
Honolulu Cityではなく、"The City of Honolulu"です。
以上の言い方は改まった時に使います。
普段は"Honolulu, Hawaii"と言うのです。



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at 23:26, carty, 日用品編

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生き物を思いやるレジ収納バック


Let's make a living thing into the world where
it can live in comfort.

画像のものは、私が数年愛用しているレジ袋収納バックです

冠詞の "a" も "the" も "関係代名詞の "which"も
スペルも 全部 「クリアー」しました。

一体全体どこが悪い

まず "a living thing" を "living things"にして、
"the world" を "a world"にします。

下記のように、この場合 "a world" が正解。


   X We hope for the world without war.

   O We hope for a world without war.

複数のものや可能性の一つを最初の紹介するときは
"the"ではなく、"a"を使います。 "a world without
war"の他に、"a world without hunger" "a world
where no child is unwanted"など全部
"a world"と言います。


そうすれば "Let's make living things into a world
where they can live in comfort" はいかがでしょうか。

一見、大丈夫に見えるかも知れませんが、実は変に意味に
ですよ。 生き物が快適に(苦しまないで)生きることができる世界にに変えましょう。

本当は、「世界を、生き物が快適に(苦しまないで)生きることのできる住処に変えましょう」

訂正バージョーン:

Let's make the world a place where living things
can live in comfort.

すばらしい願いではありますが、弱肉強食のこの世では、
なかなき実現できそうにありません。


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at 11:33, carty, 日用品編

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意味不明のマグカップ




このマグカップはちょっと意味不明
なんですよ。

"It is cloudy today!"のあと、
"We don't know what is the weather going to be".
が書いてありますよね。

だが"tomorrow"などがない限り、この質問は今日の天気を尋ねる
ものです。でもそれがすでにわかることです=It is cloudy today!

ちょっと訂正しましょう.

"We don't know what the the weather is going to be like tomorrow."

"We don't  know how the weather is going to be tomorrow."


 "is going to be" の代わりに "will" も使えますよ。


"We don't know what the weather will be like tomorrow."

"We don't know how the weather will be tomorrow."

"I don't know" のあとの質問ですので間接話法を使います。
だから動詞の "is" と "will"  は "weather" の後に来ます。
もう一つのポイント: "what" を使えば、"like" も使うということ
です。

直接話法は:

"What is the weather going to be like?"

OR

"How is the weather going to be?"

ちなみに 日本マグカップは英語で単に"mug"と言います。


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at 12:52, carty, 日用品編

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気分爽快になるカード



この間ショッピングしているうちに
この微笑ましいカードに出会いました。

ちょっと解説しましょう。


You can stay here a few more.


この"a few more"のあとは
違法省略ですね。まああまり
気にしないでね。
 

下記のような言葉をつけないと
いけません。

"a few more minutes"
"a few more hours"
"a few more weeks"
"a few more months"
etc.
あとのほうは居候してもいいよ
という意味にもなれます。

もし「少し長く居ても[滞在]してもいい」
を英訳しようと思えば

"You can stay a little longer"
がよろしいと思います。

次の "I'm typical of me"は
すばらしいことばです。

私は典型的な人[サラリーマン・女子大生・オヤジ]ではない。
つまり「私はこういうタイプのような人間ではないー私は
他人のような人間ではなく、ユニークな人間です
SMAP的に言えば"世界に一つだけの花"」ですよ。

次の The morning air will do us a lot of good
も爽やかですよね。やっぱ早寝早起きは三文の得です。

最後の"Bring my favorite flowers together and
set it on the tea table" は惜しい

"set them on the tea table"にしないと
文法神様怒られますよ



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at 10:56, carty, 日用品編

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ファミリレスのおなじみアイテムにも惜しいミスあり!



Please Push to Call for Services

ファミリレスでよく見かかるアイテムです。
Nationalと書いてあるのがちっぴりなつかしい。

アメリカでは同じようなアイテムにはこう書いてあります:

Press for Service

「ドアを押して開ける」は "Push the door open"このばいは
"press"といえません。 "Press" は 「一定の圧力を加える」と
いう意味です。"Push"は本来 「力を加えて動かす」ですので
画像のアイテムの場合、"Press"のほうがいいと思います。

レストランの「サービス」は英語で "service"と言います。
つまりこの意味なら"S"をつけちゃだめでよ。
たたえは、

"The service at that restaurant is excellent"

英語のいやなことのひつとして、同じ言葉に"S"をつけても
いい意味 (=数えられる名詞扱い) と"S"をつけちゃあかん
とう意味(=数えられない名詞扱い)が両方あるということでござる。

"S"をつけてもいい意味の中で、次のようなものがあります。

 集会礼拝 "I went to a morning service"は喫茶店のではなく、
 「教会にいきました」という意味になります。

   ちなみに「法事」は "Buddhist memorial service"といいます。

 サービス部門  language services   翻訳、通訳 etc

  運行(業務)  bus and train service(s)

 他にもありますが辞書で調べみてはいかがですか


今回の改善案は次の二つです。


Please Press to Call for Service

OR

Please Press for Service





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at 19:30, carty, 日用品編

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